2006年6月21日
奥ゆかしい
今日ぼくはやきとり屋さんにいったのです。
やきとり屋さんとはつまりやきとりを食べさせてビールやホッピーを飲ませるお店のことです。
大人になったらぼくも背広を着崩して、いやはやちょっくらいっときますかなんつってやきとり屋さんにいくようになるのかなぁと子どものころ思っていました。
ところがつい最近になるまでやきとり屋さんにはほとんど縁がありませんでした。
洋風居酒屋のようなところの方がこったメニューが多くて楽しいし、
あまりがやがやしすぎているとゆっくり話が出来ないし、
そもそも背広を着る仕事をしてないし、
なんとなくそんな理由でやきとり屋さんを選ばなかったのであります。
そんなぼくが、割と率先してやきとり屋さんを選ぶようになったのであります。
なぜかなぁと考えたのであります。
答えは単純でありました。
やきとり(しお)とビールとホッピーと、話したい気の置けない相手がいれば
豊富なメニューも静かでお洒落な雰囲気もネクタイも必要ないのでありました。
ちょっと大声も出しつつあれこれじっくり話すのがいいのであります。
さらにいうと、やきとりという食べ物は控えめにおいしいところがすてき。
彼らは決して
「もぐもぐ、あれこれおいしい!!ほんとおいしい!!えーなんだこのやきとりー!!」
などと必要以上に話の腰を折るようなことをしない。
丁寧に仕事してありますけれど、でも僕らはあくまでやきとりっすから、
主役は僕じゃなくってみなさんの話っすから、もぐもぐしつつ話はそのまま進めてください、という態度がつつましくてしびれる。
やきとりとは奥ゆかしいたべものなのでありました。
こんなふうにやきとり屋さんについて話せるほど立派なオヤジにはなれてないのでありますが、なんとなくそういうことがわかりかけてきたのであります。
いつかはやきとり屋さんに似合う渋みをぼくも身につけたいものであります。
そんなこんなで、今日行ったやきとり屋さんもこれらの点においておおむね良好なやきとり屋さんだったのでありますが、
ただ少し苦言を呈するならば、豚バラ串がちょっと度を越えておいしかったのと、店構えがレトロでいい雰囲気すぎたところは今後改善の余地があるかと思われます。
さて、あさっては北海道にいくのですが、気温どれくらいかなぁ。
長袖シャツでいいかなぁ。
投稿者 :ナカヤン |





